紀州備長炭専門店 田中商店
炭と木酢液のお店
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和歌山県田辺市
新万17-18
TEL 0739-23-3252
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紀州備長炭 床下調湿炭 |

紀州備長炭は、緻密で多孔質なため、1gあたり300平方メートルもの表面積を持っているといわれております。この広い表面積が幸いして消臭・吸湿力が高いのです。
古来より神社やお寺の床下には、調湿用やシロアリ除けとして白炭が敷設されることが多かったのです。大仏で有名な奈良東大寺にもたくさんの調湿炭が埋められているといわれています。昔から日本人は、炭のもつ調湿性を知っていたのです。また、当店のある南紀州の人々も家を新築する場合にはトラック一杯分の紀州備長炭を床下に敷設する場合も多いのです。
紀州備長炭を床下に敷設すると、一年を通して床下の湿度をある程度一定に保ちますのでシロアリ等の予防にもなるといわれております。布基礎の場合、木酢液を床下の土の部分に散布してから紀州備長炭を敷設すると、虫除けに一層の効果があるといわれています。
実際に紀州備長炭を床下に敷設する場合は、地面がむきだしの布基礎の場合で1坪あたり最低3俵(紀州備長炭の1俵は15s)程度、すべての地面がコンクリートで覆っている基礎の場合で最低2俵程度は必要です。家屋全体の床に敷設するのが理想ですが、寝室、居間などの下に重点的に敷設されるお客様もいらっしゃいます。
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紀州備長炭を床下に敷くタイミングは、棟上が終わり、屋根が完成後に床板を張る前に行います。基本的には、左図のように床下にまんべんなく敷設していきますが、床下の土の部分に穴を掘り、そこに重点的に紀州備長炭を埋めて、再度、上から土をかぶせるお客様もいらっしゃいます。
床板を張った後でも、紀州備長炭を敷設することはできますが、作業がしずらくなります。
炭を撒いた床下と、何もしなかった床下とでは、湿度が数パーセントから10%程度低かったという実験結果もあります。数字だと数%になりますが、この数%の違いが、結露ができる、できないの境目となると記している研究者もいます。
但し、炭は、湿度を吸い込むだけではなく、湿度が低くなったときには、反対に湿気を外に排出します。炭は、自然の物ですので、湿気を吸う力には許容範囲があります
左の写真は実際の施工例です。
1坪あたり2俵の割合で敷いております。 |
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袋詰めもいたします。詳細は、商品名をクリックくださいませ。
原木は、馬目樫と樫のミックスとなります。
送料は、別途お見積りとなります。
東京までで概ね1俵600円程です。
まずは、お気軽にお問合せくださいませ。
電話0739-23-3252
和歌山県田辺市新万17−18 田中商店
商品名もしくは画像をクリックくだされば、商品詳細画面へ移動します。
木造住宅を新築した場合に高い耐久性を持たせることは、個人の財産を守ることだけではなく、ライフサイクルを長期化させることになり、材木資源の節約につながります。湿度が高い日本では、床下に湿度がこもった場合にシロアリや菌類などによる生物劣化を生じ耐久性が低下することも多いのです。
一戸建て住宅において床下湿気の被害調査の結果、過去に被害を受けた、もしくは、現在も被害を受けているを合わせると70%以上に上っております。(引用文献 森林研究所 木炭施設による床下温度と相対湿度の年変動)
解決策として換気口の増設や換気口の拡大、備長炭の敷設などの方法がとられています。また、ここ数年では、住み慣れた我が家を建て替えることなくリハウスされる方も多く、その際に備長炭を敷設される場合も多くなっています。リハウスは、資源の有効活用とともに費用の低減にもつながりますので、今後、増えていくと考えられます。
これからの時代、少子高齢化や人口の減少、不況の影響により、一度、建築した家に長い年月の間、何世代かが住まわれることが多くなってくると思われます。木造住宅の耐久性を増すとともに、快適な生活を目指すためにも、紀州備長炭の床下調湿炭を敷設されることをお奨めします。
店主
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